L4Mama(エル・フォー・ママ)

出産・育児の悩みの共有と解決法を提案

妊娠後期の頭痛や吐き気・めまいに注意!お薬のカロナールは大丈夫?

妊娠後期(8ヶ月~10ヶ月)になると、妊婦さんの身体はいよいよ「出産」という大イベントの準備に入る時期ですね。

安定期(妊娠5ヶ月~妊娠7ヶ月頃)も過ぎると、妊婦さんのホルモンバランスに変化が起こっている為、様々な不調がでます。

中でも、妊娠初期症状のような頭痛や吐き気・めまいなどがぶり返す方はいらっしゃいます。

私も妊娠後期の「頭痛」にはとても悩まされた経験があるのです。

頭痛にも種類や原因の違いがあるのはご存じですか?

妊娠後期の妊婦さんは、胎児に酸素を送る為に母体から胎児へ、多くの血液が必要になってきます。

そのため、鉄分不足になりがちであり、それが原因で頭痛が起こります。

また、多くの血液を胎児へ送るために、母体が水分不足になることで起こる緊張性頭痛もあります。

偏頭痛

女性ホルモンのエストロゲンの影響などから片頭痛が起きることがあります。
鉄分不足が原因で起こる偏頭痛は、鉄分の多い食材を摂る事をお勧めします。

緊張型頭痛

身体のいろんな部位のコリから、血流が悪くなる為に起こります。

また、妊婦さんは大きくなった子宮により、胃や腸などの臓器が圧迫され、つわりの再来も多くありがちです。

私も水を飲むことすら辛いつわりを経験していますが、水分不足も血流が悪くなり頭痛の原因となる為に、なるべく水分を少しずつでも摂取するように心がけましょう。
辛いでしょうが、なるべく水分を摂るように心がけてください。
緊張型頭痛は、身体の血流を良くする事で、防ぐ事ができます。

妊婦さんは頭痛薬を飲んでもいいの?【カロナール(アセトアミノフェン)】

答えはOKではあります。
しかし、どんな頭痛薬でも良いわけではありません。

種類によっては、胎児に悪影響を及ぼすものがあるので、自己判断で薬は飲まないようにしてください。

私が妊婦の時もそうでしたが、カロナールは比較的弱いお薬の部類に入るので、妊婦さんに良く処方されるお薬です。
市販薬にも、アセトアミノフェン配合はありますが、胎児の為にも必ず病院で、医師に処方してもらったお薬を飲むようにしましょう。

私も、毎日のように頭痛がありましたが、処方されたのは、月に8回程度の頓服薬が限度でした。
お薬ですので、必ず胎児に大丈夫という保証はありませんので、お薬に頼りすぎないようにもしましょう。

吐き気やめまいがある

妊娠後期でも、初期症状のように、ホルモンバランスの変化は続いているので、つわりやめまいの症状が治まらない方もいます。

また、子宮はどんどん大きくなってきていて、他の臓器(胃や膀胱など)を圧迫します。
その為に、吐き気・めまいが起こったり、頻尿になったりすることがあります。

胎動が激しい時も胃を圧迫するので、吐き気がでる場合があります。
お腹を優しくさすって、安静に休むのがいいですね。

色んな対処法を身につけよう

時には、強いストレスになってしまうので我慢しすぎずに、お薬に頼ってもいい時がありますが、体調管理で頭痛の症状が和らいだりする事もあります。

例えば、身体をしっかり休めて、良質な睡眠を十分にとったり、気分転換に、少し家事などで無理なく身体を動かす事もやってみたりしましょう。
ストレスからくる頭痛もありますので、ストレス発散もみつけたいですね。
私は、ストレッチや軽いウォーキングをやっていました。

基本的には、頭痛の原因となる水分不足や鉄分不足をこまめに補ったり、自分で対処できる事もありますので、注意しながらリラックスして過ごされてくださいね。

もし水分が摂れないようだと、脱水症状に陥り妊娠悪阻と呼ばれるようになり、入院が必要な場合があります。
上手く対処ができないと感じたら、重症化する前に、早めに病院を受診してくださいね。

以上の「頭痛・吐き気・めまい」これら3つの症状から疑われる可能性として、一番怖いのが妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)です。

妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)の恐怖

妊娠中毒症とは、よく聞く言葉だと思います。
妊婦さんが、むくみ・高血圧・蛋白尿の症状を伴っていると注意が必要です。

母体だけでなく、胎児にも影響があり、時には危険な状態にもなることがあります。

妊婦さんには、脳止血や腎臓や肝臓への機能障害などの事態もあります
胎児への影響としては、胎児発育不全(胎児の発育が悪くなる事)・低出生体重児(体重の少ない赤ちゃんが生まれる事)・子宮内胎児死亡(お腹の中で赤ちゃんが亡くなってしまう事)など、深刻な事態にもなりかねません。

リスクを回避するためにも日ごろから注意し、症状が強い場合は、必ず早めに医師の指示を仰ぎましょう。

まとめ

妊娠後期の頭痛や吐き気・めまいの症状は、妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)の可能性も出てくるので、注意が必要です。

特に私も悩まされた頭痛の予防法として、以下のポイントは必ず抑えてくださいね。

偏頭痛は、鉄分の多い食材を摂る事。
緊張型頭痛は、水分を摂るように心がける。
ストレスを上手く解消させる。

ただ、症状が出ないように全部完璧に対処しようとか、自分にプレッシャーをかけない事も大事ですよ。
私も、体重が増えすぎたり、つわりがひどかったりしましたが、あまり自分を追い込まないように気を付けました。リラックスすると胎児にも伝わります。

体調管理に、ストレス発散、適度な運動、十分な睡眠、食事や生活のリズムを見直して、予防して欲しいです。

万が一の時にも、定期検診をしっかり受診していれば、早期治療に入れるはずです。
些細な不安な事や心配事でも、取り除く事が心身の健康の為にも良いので、早め早めに医師に相談なさってください。

   

 - 妊娠後期