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妊娠超初期症状の腹痛の原因とは?重い鈍痛や激痛を感じたら病院へ!

妊娠超初期症状とは妊娠0週から妊娠4週までを指します。受精卵が着床するのが妊娠3週で早い人だとこの時期から妊娠超初期症状に気づき始めます。

ですが妊娠を自覚するのは生理が遅れていると感じ始める妊娠5週からが多いため、この時期の症状は生理前の兆候と勘違いしてしまう方がほとんど。症状の代表である腹痛の原因とどのような痛みを感じるのかをまとめました。

妊娠超初期症状の腹痛の原因とは

腹痛でお腹を押さえる女性

生理痛とよく似ている妊娠超初期の腹痛ですがその原因は全く異なります。まずその違いを説明しましょう。

・生理の腹痛

生理の腹痛は子宮が収縮し経血と一緒に子宮内膜を体外へと排出するため起こる痛みです。収縮が強くなる原因は子宮内膜から分泌される「プロスタグランジン」の量が多くなったときに、キリキリとした腹痛がしてきます。

・妊娠超初期症状の腹痛

妊娠超初期症状の腹痛の原因はいくつかありますが、主に赤ちゃんが成長しやすいように子宮が大きくなり始めるからといわれています。子宮が大きくなることでお腹が引っ張られるような感覚があり腹痛となります。また便秘や下痢による腹痛、着床したときに起こる着床痛の可能性もあります。

これらの症状は生理的なものなので特に心配はいりません。

重い鈍痛は妊娠超初期症状のサインかも?

妊娠超初期症状の腹痛は以下のような痛みがあります。

・子宮のあたりにチクチクした痛みや鈍痛がある
・子宮がムズムズする
・下腹部が張るような痛み
・お腹全体が引っ張られるような痛み

生理前の痛みと比べると下腹部に思い鈍痛を感じたりといつもよりも痛みを感じる方が多いようです。また下腹部だけでなく、恥骨や腰、股関節など子宮周辺に痛みを感じることがあります。

激しい痛みを感じたらすぐに病院へ

妊娠超初期の腹痛で気を付けなければいけないことは「流産」と「子宮外妊娠」です。それぞれどのような痛みがあるのかをまとめました。

・切迫流産の場合

下腹部の真ん中あたりに鈍痛があります。出血はあっても少量です。このような症状が出た場合は痛みが落ち着くまで安静にしましょう。

・進行流産、不全流産の場合

切迫流産と比べ出血量も腹痛も強いです。時には陣痛のような激痛が襲うこともあります。この状態になってしまうと妊娠の継続は不可能なので直ちに手術が必要となります。

・子宮外妊娠の場合

腹膜刺激症状といった下腹部を手で押した時よりも離した時の方が痛い症状が突然起こり、それに伴い下腹部に激痛があります。お腹の中に出血が起こることもあるので直ちに手術が必要となります。

妊娠超初期の腹痛なのか、他の症状も確認しましょう

痛みがあっても妊娠と判断することは難しいです。
「基礎体温が高く微熱のように感じる」「おりものの変化」「おっぱいの張り」などの他の妊娠超初期症状があるのか確認しましょう。また痛みが長引く場合や強い痛みを感じた場合はすぐに病院で診てもらったほうが安心です。

      2016/09/02

 - 妊娠初期