妊娠周期の数え方をわかりやすく!排卵日や出産予定日が計算可能に!
初めて妊娠を経験する方にとっては、出産予定日はもちろん、妊娠周期や排卵、受精、着床など色々と気になることが出てくることでしょう。
まずは、妊娠周期の数え方が分かれば、排卵日の推測や出産予定日の目安までを知ることができるので、簡単にできるだけ分かりやすくまとめてみたいと思います。
妊娠周期の数え方(計算方法)
妊娠周期とは、WHO「世界保健機構」が妊娠期間の平均から「妊娠の正常継続日数は280日で、28日を1ヶ月と決め、妊娠継続を10ヶ月(40週)とする。」と定めています。
つまり、出産までの日数は280日(40週)が目安となります。28日を1ヶ月とするので、280日は10ヶ月です。
数え方として、最終生理日(最終月経)を妊娠0週0日として数え始めます。それから7日後を1週、28日で1ヶ月となります。
妊娠周期を把握することで、自分が妊娠初期なのか安定期なのか、排卵日や胎児の状態から出産予定日までを計算することができるようになります。
妊娠週数を計算すると様々なことが分かります
排卵日・受精日
妊娠0週0日から数えて約2週目に排卵し受精となります。
最終月経で「妊娠0週0日」として数え始めますが、実際に排卵が起こって受精卵となるのは約2週間後、着床(妊娠成立)はさらに1週間ほどかかると言われています。
この時の基礎体温は低温期に当たり、排卵日と思われる日はさらに体温が下がります。
精子の生存期間は72時間~7日間と言われていて、この期間に受精しているので、正確な受精日を知る事は無理なので、あくまで目安として考えられる週となります。
その後、卵管から子宮へ移動して、着床すると妊娠が成立となるのです。
よって、着床までは妊娠3週頃ということになります。
出産予定日
妊娠0週0日から40週
・0週の月が1~3月の場合
0週の月 + 9 最終月経日 + 7日
・0週の月が4~12月の場合
0週の月 - 3 最終月経日 + 7日
妊娠0週0日 | 出産予定日 |
1月1日 | 10月8日 |
2月1日 | 11月8日 |
3月1日 | 12月8日 |
4月1日 | 1月8日 |
5月1日 | 2月8日 |
6月1日 | 3月8日 |
7月1日 | 4月8日 |
8月1日 | 5月8日 |
9月1日 | 6月8日 |
10月1日 | 7月8日 |
11月1日 | 8月8日 |
12月1日 | 9月8日 |
胎児は受精卵となってから成長が始まるので、実際の出産日は、出産予定日と若干のズレが生じることがあります。
280日(40週)の時期別の母体の症状や胎児の状態
妊娠0週0日
妊娠は、最終月経から数えるのが一般的です。
最終月経の1週間後が「妊娠1週0日」となります。
妊娠初期
妊娠0週0日(1ヶ月)~15週6日(4ヶ月)を妊娠超初期・妊娠初期と呼びます。
胎児の心音などが確認できるでしょう。
この頃から、身体の変化は始まっているので、様々な妊娠初期症状(つわり・眠気・風邪に似た症状など)がではじめます。
また症状のピークの時期でもあり、身体のホルモンバランスが変化して、体調を崩しやすく、流産も多い時期でもあります。
妊娠中期
妊娠16週(5ヶ月)~27週6日(7ヶ月)の期間を妊娠中期で「安定期」とも呼ばれています。そのため、流産の可能性が低い時期でもあります。
この頃は、つわりなどの様々な妊娠初期症状が落ち着き治まりやすく、比較的、楽に過ごせるようになります。
お腹も大きくなり始めるのがこの頃です。胎動も感じたり、妊娠中でも過ごしやすい時期といえるでしょう。
7ヶ月頃は、胎児の性器が完成するので、男の子か女の子か性別を確認する事もできます。
妊娠後期
妊娠28週(8ヶ月)~39週6日(10ヶ月)を妊娠後期と呼びます。
また、36週0日~39週6日は「臨月」と呼ばれる週で、子宮が下がっていき身体が出産準備に入ります。
この時期は、妊娠初期症状に似た症状をぶり返す方もいらっしゃいます。
大きくなった子宮が、他の臓器を圧迫したり刺激する事によって、吐き気がでたり、トイレが近くなったり、頻尿になったりすることもあります。
まとめ
・28日間で1ヶ月
・出産までの日数は280日(40週)
初めての妊娠でも、妊娠の経産婦でも、妊娠の状態は違ってくるもので、週数は目安になっています。
色々と戸惑う事もあるかと思いますが、不安な事などは積極的に周りや医師に相談し不安を解消し、ストレスを軽減して過ごしてくださいね。
月経の周期により少し個人差がでたりしますが、出産予定日は産婦人科で教えてくれる日数が概ね正確です。
自分の妊娠の状態を知る事は、注意点などもありますし、把握しておくのがよいかと思います。そして何かあれば、医師に相談したり、受診したりしてくださいね。
2016/08/22