妊娠初期に続く出血・鮮血に注意!流産の可能性は?
妊娠初期には、しばしば出血がおこる事があります。
その原因の多くは着床出血で、薄いピンク色や茶色のおりものなどが多く、出血もごく少量です。
症状には個人差があり、出血がすぐに流産に繋がるわけではないので、まずは慌てず自己の様子を観察しましょう。
妊娠初期に続く出血・鮮血に注意!
妊娠初期の出血の原因は、着床出血以外にも婦人系の病気や異常妊娠(胞状奇胎・子宮外妊娠)などの可能性があります。
そして、心配なのが流産の可能性だと思います。
流産とは妊娠22週目までに、何らかの原因で赤ちゃんが育たなくなってしまい、妊娠が終わってしまう事を「流産・自然流産」と呼ばれています。
切迫早産
流産になりかけている状態で、妊娠12週以前では、出血の有無ではなく、胎芽が順調に発育していくかどうかで、流産を止める事もできます。
稽留流産(繁留流産)
赤ちゃんが死亡した状態で、子宮内に留まっている状態の事で、痛みや出血(鮮血)がほとんどなく、妊娠初期症状などもある為に大変わかりにくいです。
「稽留流産」→「進行流産」→「完全流産」
稽留流産は、胎児を包む膜や血などが、流れ出てきている状態で進行している時は、強い腹痛と大量の鮮血があります。
進行した結果に全てが流れきった状態を「完全流産」と呼びます。
不全流産
子宮内に、胎児などの一部が残ったままの状態で、手術などによる処置が必要になってきます。
化学的流産
生理が遅れ、検査で陽性反応がでているのにもかかわらず、出血や腹痛が起こり、生理のように血液と一緒に受精卵が流れでてしまう事です。
鮮血なので生理と思われやすいですが、気づいてないだけで、多くの人が経験しているそうです。
症状としては、生理が遅れたり、出血の量が多い、血の塊がでることが起こります。また、生理痛が重く、腰痛もあり、下腹部にも痛みを感じたりします。
しかし、化学的流産の定義が妊娠発覚以前のことなので、流産としては扱わないのが一般的です。
流産してしまった場合の過ごし方
流産してしまった場合、中には「水子供養」される方もいらっしゃいます。ひとつの命であった事は間違いないのですから。
生理も心理的要因が体調に現れ、個人差がでてきます。しかし、今後の為にも基礎体温は記録し続けましょう。
流産は、ほんとんどが胎芽の染色体異常などで発育せずに流れてしまう事の原因が多く、流産したとしても、決してご自分を責めないでくださいね。また、手術後などは心身の消耗が激しく、医師の指示に従い安静を心がけてましょう。
まずは、自分の心身に優しく穏やかな気持ちで過ごせますように。