妊娠中期の下痢を伴う腹痛は大丈夫?腰痛の対策法
妊娠中期の5ヶ月~7ヶ月頃は安定期なので、比較的初期症状も治まり、落ち着いていることだと思います。
この頃から、お腹が大きくなることによる症状がでてくる時期でもあります。
特に下痢を伴う腹痛や、腰痛の原因や対策法について簡単に説明します。
妊娠中期の下痢になる原因
妊娠による腹痛というのは、子宮の収縮による生理現象として現れる症状なので、基本的に心配はありません。
ただ、中には下痢を伴う少々心配のある腹痛もあるのです。
下痢は様々な理由が考えられますが、プロゲステロンというホルモンが腸の働きを抑制するという効果もあり、自律神経も乱れることがあります。
自律神経が乱れると、お腹も冷えやすくなり、下痢になりやすくなるのです。
ただ、下痢そのものが流産に繋がる可能性は低いとされていますので、あまり神経質にならずに安静にしておきましょう。
あまりにひどい時や、水のような下痢が続くと、お腹が張りやすく子宮開も開きやすくなる為、医師へ相談されてください。
妊娠中期の腹痛の原因とは?
1.子宮が大きくのびる時の痛み
妊娠中期は急激に子宮が大きくなっていきますので、痛みも感じやすいようです。
時たま痛む程度で不規則なので判別しやすいと思います。
2.前駆陣痛による痛み
妊娠中期の7ヶ月頃から感じる事があります。
お腹の張りで痛みを伴う感じです。
子宮口が閉じていれば、そのまま出産にはなりません。
3.便秘による痛み
便秘も腹痛が起こります。
水分補給や食生活などで改善できる時もあります。
4.妊娠中の過度なストレスによる腹痛
ストレスも子宮収縮を引き起こし、お腹が張り切迫早産になる可能性もあります。
特に
・1時間に3回以上の規則的な痛みと張り
・痛みが長時間続く
・出血がある
などがある時は、すぐに産院へ連絡し受診しましょう。
妊娠中期の腰痛の原因と対策法
妊娠中の腰痛は、妊娠初期から出産に向けて「リラキシン」というホルモンの分泌により、骨盤が緩むのですが、その緩んだ骨盤を支えている為に腰痛が起きます。
また、妊娠中に緊張してしまい骨盤が硬直することでも腰痛の原因となります。
胎児を骨盤が支えているので、ある程度の痛みが出るのは仕方ないことでもあります。
徐々にお腹が大きくなると、姿勢が変化してしまうことで、腰痛が起こることがありますので、無理な姿勢には気をつけるようにしましょう。
腰痛の対処法
1.骨盤ベルト
骨盤の歪みも直してくれます。
2.エクササイズ・ストレッチ・マタニティヨガ
筋肉をほぐしてあげる事。しかし、お腹が張る時はやめましょう。
3.身体を暖める
湯船につかる。温かい飲食物。直接暖めるのも良いです。
※薬や湿布は避けましょう。妊婦さんに向かない成分が入っている事がありますので、医師に相談してください。
まとめ
妊娠していると、色んな身体の悩みがでてきますね。
安定した妊娠中期でも、下痢や腹痛、腰痛はお腹が大きくなることで現れやすくなる症状です。
しっかりと原因を理解し対策をして、楽しいマタニティライフで過ごしましょう。
症状によっては必要に応じて、自己判断だけで決めつけずに、医師へ相談するようにしてください。